2012年4月2日月曜日

嗚呼山水…

名門オーディオメーカーだったけどもう何年も国内での商品はなく株価数円で上場廃止もされない不思議企業だった山水電気が遂に逝ってしまわれたようです(´・ω・`)
今年の上場企業倒産の一発目がエルピーダで次が山水っていうギャップの大きさがなんか凄いw

そいえばカタログまだ保存してたような…と思って探してみたらありましたよ。



高校入学時にオーディオ買い揃えようとして集めたものなので1986年頃のものです。まだCDプレイヤーが珍しくてミニコンポに搭載されるようになったのはこの頃からだったと思います。表紙の女性はブルック・シールズ、当時は金あったんだねぇ…(´д`)

肝心のオーディオは中学卒業後の春休みに親父の仕事を手伝った小遣いで買ったのでそれほどいいものは揃えられず、このシリーズの下位モデルを買いました。
コンポと言っても各ユニットはばら売りだったのでカセットデッキを一つ上のやつにして、スピーカーはちゃんとしたのが欲しかったのでONKYOの一般3wayスピーカー D-33だったかをセレクト。本体は数年して従兄弟にあげちゃったけどスピーカーは15年くらい現役でした、最後はウレタンエッジが加水分解で崩壊して廃棄…修理キット売ってるの知ってたら直したのになぁ。

そしてその後に買い換えたモデルのカタログも残ってました、我ながら物持ちいいねぇw
 こちらもミニコンポだけどサンスイらしくアンプには結構力入れたモデルでした、出力大きすぎて音量の調整面倒だったけど。当時にしては珍しくアンプ側にD/Aコンバーター入れてCDプレイヤーからデジタル接続だったり、同軸デジタルもあったのでDATデッキからもデジタル再生できたりして不満はなかったんですが…

ある日電源入れたままDAT繋ごうとして同軸デジタルケーブルの芯側とアンプ側ジャックのGND側をショートさせてしまったところ盛大に煙吹いてご臨終あそばされましたwww

アンプかDATのどっちかが電源整流時にAC線のコールド側と直流GNDを直結してたんじゃないかと…(つД`)
しかもこれがDC電源をアンプに集中搭載して各コンポには専用ケーブルで電源と制御信号を一体接続する方式だったのでアンプの電源が死んだらシステム全部がサヨウナラorz
このとき既にサンスイは左前だったのか魅力的なミニコンポは出していなかったのでONKYOに乗り換えてサンスイとの縁はここまでだったのでした。

そいえばBARのレコードブレイヤーだけは電源別だったので無事でしてまだ実家に置いてあったりします…ベルト切れちゃってるので動きませんが。何年も前に修理出来るか調べてみてサンスイがまだ修理部門だけは残ってることに驚きつつそのまま放置してしまったんですが遂に修理すら出来なくなったわけですなぁ…


3 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

高校入学の時にそれまでの貯金をはたいて買ったのが山水のコンポだった。
スペアナ付きのグライコ付けたが、CDプレーヤー付けないで後で買い足したり。
レコードがあんなに早く駆逐されるとは思わなかった。
チューナーにTVバンドがあったりとかカセットやレコードのランダム再生とか機能満載バブルコンポでしたな。
エアチェックとか懐かしい。

hepdad さんのコメント...

最初の会社に就職したとき、外注見学で福島の四号線沿いの工場を一通り見て回った。山水やナカミチとか建ち並んていて、でも下請け工場はいっしょなので、いろんなブランドの製品が作られていく工程が見れて面白かったが、安い労働力に支えられての事なのだなあ、と実感したものだ。思えばあの頃から現場に直接足を運ぶ習慣が身についてしまった。現場で手を動かしてりゃ、儲かるかどうかすぐわかるのう。

Unknown さんのコメント...

福島にも工場あったのね…アルパインもあのへんだったかな
学生の頃は狭山にある山水工場の脇をドライブコースで良く通ってて豪勢な建物だなぁと思ってたんですがある日突然パチンコ屋になってて(´・ω・`) でしたw、もう傾いてたんだな

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